2014
06.14

セカンドオピニオン

お昼少し前に、きょうも夫は出かけていきました。
家事をしている時はまだいいのですが、どうかすると涙がふわーっと滲んできます。
一昨日東京にセカンドオピニオンを受けに行ってきました。
労災申請のお手伝いをしてくれるNPOの代表が内科の医師で、その医師の意見を伺いに行ったのでした。
その結果の涙です。

以下、重い話です。
ああ、わすれ草に何かあったんだと思ってここまでで閉じてくださってかまいません。
コメントもお気遣いなく願います(私は元気です)。



夫の病状は決して甘いものではありませんでした。
体調も悪くないし、前回のCTの結果も悪くないという説明でしたから、楽観していただけに、じわじわ衝撃が押し寄せてきます。
夫は、「包み隠さず現在の状態を教えてください」と医師に伝えたところ、夫の中皮腫は進行の早い肉腫型で、肺から心臓の膜に浸潤し始めているという説明を受けました。

「非常に残念ながら、この型の予後は極めてよくありません。平均で半年と言われています。しかし、あなたの場合、今が発症から半年、抗がん剤が効きにくいと言われている肉腫型ですが、効いているということでしょう。しかし、はっきり申し上げれば、2年はないということです。アクティブに海外へと考えておられるなら、早く行かれたほうがいいでしょう」

帰りの電車、昨日と、夫はさすがに無口でした。
昨日は前から頼んでいた網戸の張替えをしたあとは、1日寝たり起きたり、私ともあまり目を合わせませんでした。
夫が読んでいいよと言っているPC内のメモ書きをさっき読みました。

「世間がワールドカップで浮かれているけれど、さすがにその気になれない。このままじゃいけない。沈み込んではいけない。前向きにいこう」
というようなことが書いてありました。それで、また出かけたのだと思います。

「更なる抗がん剤治療を望むか、体が元気なうちにしたいことをするか。したいことはほぼしたから、次の目標はGUN実射だ。グアムへ行くぞ」

今の病院の主治医の片手で数えられるくらいの症例より、はるかに、はるかに多くの症例を診ている医師の診断を受け入れるよりほかなさそうです。
夫も最近感じていた胸の中心の違和感がこれで説明がつくよと、この医師の診断に納得したようです。


最期まで読んでくださって、重い気持ちになられた方、本当にごめんなさい。
書こうか書くまいか、書けるのかと迷いましたが、書くことで自分を励まし抱きしめて、滲む涙を振り払いたいと思いました。
けれど、そんなきれいごと、強がりがいつまで続くか。
ただ、日々、夢中で過ごせば明日が来るということだけは確かです。
辛いこと、苦しいこと、65年の人生何度あったことでしょう。
もはやここまで、と思ったことも何度かありましたが、生きてきょう笑うことができています。
考えてどうにかなることだけを考えよう。
ならないことは、いくら思ってもならないのだから。


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コメント
私たちは未来が見えないからこそ、その見えない未来に何らかしらの希望を抱いて日々生きているわけで。
もしも旦那様のように「いつまで」と突き付けられたら・・・

どれだけの時間をかけて考えるだろう。
今から何をしよう?
何をしなければならない?

かける言葉がありません。
穂乃香dot 2014.06.14 17:37 | 編集
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dot 2014.06.14 17:55 | 編集
 ☆穂乃香さん
私は何をしようと思っても、したいことが浮かばない。
主婦の性、死後恥ずかしくないように家を片付けるくらいしか思いつかない。

何をしたい、どこかに行きたいと思う夫は、気力があるからでしょうね。夕方居酒屋に二人で行きました。
あす、また釣りのお伴で出かけます。
一人の野宿はやはり寂しすぎるのだと言いますので。
わすれ草dot 2014.06.14 21:30 | 編集
 ☆鍵コメさん
そうですか。
私はただただ辛いのではないかと思っていましたが、そうではない部分もあるのですか。
着地点を見つけられたと思いたいです。

遊びましょうね。一緒に。
わすれ草dot 2014.06.14 21:36 | 編集
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