2018
04.23

緩和ケアを知ること

Category: 緩和ケア
「癌と診断されたら、緩和ケア」と言われていますが、どのくらいの人がそうしているでしょうか。
「緩和ケア」イコール終末期という思い込みが、世間の常識から無くなる日は近いでしょうか。

夫の抗がん剤治療4クール終了時の面談で、とりあえずしばらくは休薬するので退院と言われました。
その時に私たちは緩和ケアのことを主治医に聞きました。
「いやあ、まだまだ早いですよ」と主治医。
その時はそれでも、と言い張ることができず引き下がったのでした。それが診断後4か月の時。

その時から更に3か月後の8月末、私は一人で緩和ケア外来を訪ねました。
その時のことを書きましたが、それにコメントくださった芹香さんのご主人の病院がすばらしい。

入院当初から精神科の先生や看護師さんが
頻繁に病室へ訪れて下さいました。
(私は当初誤解していて、ひどく混乱してしまいました^^;)
おかげさまで、痛みのコントロールがうまくいき
QOLも格段に改善しました。


私が求めていたのは正にこの事。
診断され何をどうしていいのか分からない時に、支えてくれる人がいたら、病人だけでなく家族もどんなに心強いことか。
一人じゃないと思うことは大事なことです。病気に立ち向かう気力が湧いてきます。
専門家が支えてくれるのですから。

ミヤコワスレ
ミヤコワスレ

夫の病気を通じて私がひとさまに伝えたいことの一つが、
「緩和ケア」のことをもっと知って、誤解しないでということです。
 

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2018
03.18

ひばり往診クリニック

Category: 緩和ケア
去年の秋、「介護」のカテゴリに、奈良にある在宅ホスピスの体験記を読んでいると書きました。
夫の2回目の命日のあとだったこともあって、辛い体験記を読むことはいつしか避けてしまい、忘れていました。
今日ふと思い出し読みなおしてみました。今度こそきちんと読んで考えようと思います。

ひばり往診クリニックという在宅診療のクリニックです。
うわさも評判も全く知らないクリニックですから、お勧めとかそういうことではありません。
良いクリニックだといいな、評判も良ければいいな。
比較選択ができるくらいたくさん、在宅緩和ケアをする医師が増えればいいなという思いです。

家族のために自分のために。
在宅診療・在宅緩和のこと、一緒に考えてみませんか。
緩和ケア病院のことも。

◆───・・・・・  ・・・・・───◆

s-P_20180312_110742.jpg行者ニンニク、勢いがいいでしょ、気持ちがいいほど。
山形・峠の山から我が家へきて3年。
食べる人がいなくて花を咲かせるだけでしたが、今年は娘たちがいる。
食べてもらおう。
父が喜ぶよ。


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2015
10.02

決まり!

Category: 緩和ケア
外泊で帰ってきて6日め。
持ってきた薬が無くなるので病院に行かなくてはならず、どうしたいのかと夫に聞きますが、朝のうちは頭が回らない様子です。
仕方ない、午後少しは覚める時間を待って聞くしかない。

そうこうしているうちに病院から電話がかかってきました。
食事の用意はいつからにしますかというものでしたが、3時までに返事しますと電話を切りました。
午後2時近くベッドに腰を下ろした夫の目は濁っていませんでしたので聞きました。
病院に帰らないと薬が無いんだけど、いちど先生に診てもらったらどうかしら。病院に戻る?このまま家にいたい?
ーー 家にいたい

決まりです。
夫が再び眠る前に病院に行くことを告げて、眠ったのを確かめて急いで病院に向かいました。
担当の看護師さんと看護課長に話を聞いてもらいました。
看護課長は、大丈夫。訪問介護を受けてやっていけますよ、ダメだったらいつでもいらっしゃい。無理しないでね。
と肩を抱いてくれました。
主治医は今日は出張中でいないけれど、帰ったらよく伝えます、と1週間分の薬を渡されました。

夕方課長から電話があって、主治医も了解したので月曜日に退院手続きをしましょう。今後のちょっとした打ち合わせもしておいたほうが良いですね、と言われました。

日曜日に帰ってきた時から自宅療養は始まったようなものだけど、このまま同じように日を送って行けそうな気がしています。気負わずに、今日の続きを明日にもの気持ちでやっていければね。


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紫蘇の花


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2015
10.01

5泊めの夜

Category: 緩和ケア
指先の荒れが始まりました。
主婦仕事に復帰したとたんに寒くなったからかしら。
きのうの庭仕事、素手でやったからかもしれないわ。
痛い。ひどくならないようにワセリンを塗って寝ましょう。
ワセリンってベタベタするから嫌だわ、という人が多いですが、私はいろいろ試してみてこれがいちばん良いです。


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きょうは病院に戻る予定の日でしたが、夫に聞くと戻りたくない・・・
病院に電話しました。
「いいんですよ。明日は金曜日なので念のため、足りなくなりそうな薬の処方箋書いておいてもらいますから、安心していてね」
お天気も良くないし、無理に帰らないで様子を見ることにします。
このまま退院しても家でやっていけそうな気がするのですが、1日の大半を眠っていることと、食べないことが心配です。
薬を取りに行く明日、先生と相談してみます。
というか、明日はどうしても戻ったほうが良いのか、退院は無理だと以前に先生から言われていましたから。

きょうも何度かレスキューを飲みましたが、穏やかに眠り続けた1日でした。
そばでガタガタしても起きないので、納戸化していた寝室を片付けました。
いつもこうしていれば良かったのに、なんでゴチャゴチャしていたんだろう。
犯人は夫でした。夫のものを2階に上げたらすっきりしましたよ。


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2015
09.29

急な訪問者

Category: 緩和ケア
外泊3日め、きょうも1日寝ていました。
目を開いていたのは、朝薬を飲ませるために起こした数分間、昼ごはんのために起こした10数分間、夕飯の10数分間、身体を拭いた5分間、それにトイレの時だけ。
静かにしずかに寝ています。体がだるいのでしょうか、痛み止めの副作用だけではなさそうです。
ああ、それからきょうは広島の孫の誕生日。Skypeでつないで誕生日おめでとうの歌をいっしょに歌いました。

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福島の、例の脊椎圧迫骨折の夫の友人が突然私の携帯に電話をよこして、今病院に着いたのだけれど外泊中と言われたと。
「どうなの? 悪いの?」
「あまり良くないです」
「じゃあ、このまま帰るわ」
「いえ、黙って帰したら私が叱られます」

という訳で家に来てもらいましたが、ベッドに横になったままで失礼させてもらいました。
夫のやつれように驚いたのでしょう、夫がトイレに立った時友人は、
「なにかあったら知らせてちょうだい」
と言うのです。
はいと答えましたが、何かあった時ってなんですか・・・
知らせるかどうかは私たち家族が決めることで、人に言われたくないというのが正直な気持。
同じことをもう一人からも言われています。

逆の立場だったら夫はどうするでしょう。こういうことは相手に求めないと思います。
私はこの手のつき合いが苦手。
勘弁してもらいたい、許してくれるよね。


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2015
09.28

娘との会話

Category: 緩和ケア
お父さんを送る時は 湿っぽくなくできるかな
父の好きだった 子どもたちも好きになった音楽流してね

 うん そうね
 
服なんかもね 喪服はいやだね

 うん いやだね
 お父さんが喜びそうな服を着ようか
 
ちょこっと お出かけの時の服 お父さん喜ぶよ 
お父さん おしゃれだから



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そうして私は今日の午後は針仕事をしました。
夫と選んだ昔のスカートがきつくなってしまって。
ウエストを解いて直しました。

金木犀の香りが風に乗ってくる暖かい午後。
眠る夫を見ながら。



昨夜は細切れの睡眠でしたが、きょうは痛みも訴えずよく眠ってくれています。
夕方起きた時に合わせて冷麦を茹でました。
ほぼ1人前とお月見団子をひとつ平らげました。


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2015
09.27

帰宅しました

Category: 緩和ケア
外泊届を4泊にして帰宅しました。
だめだったら救急車を呼んで来るのよ、と言われて、携帯酸素も貸し出してくれました。
コンビニの袋一つ分くらいの薬を持って娘の手伝いを受けて帰りました。
やはり午前中は寝ていて、昼食(白粥1/3膳)後痛みを訴えてレスキュー。
家の介護ベッドが固いといって、お布団を3枚敷きにして寝ています。

またまた夕方まで寝て夕食(白粥1/4膳・柿1/2個)。少し痛いかも、無理かなぁと弱気になっている様子。
「とりあえずレスキューを飲んで様子を見ようよ。病院は夜中でもなんでも受け入れてくれるんだから」
と励まし、患部を少し温めて、軽くマッサージしていたら眠ってくれました。

久しぶりの我が家の自分のパソコン。やっぱり使いやすいですね。
でも、私も少し頭痛がしているので早く休みます。


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2015
09.26

倦怠感

Category: 緩和ケア
痛み止めが少し増量になって、昨日からまた眠り爺です。
昨日先生から増量を相談された時、
「……また眠っちゃうな」
と返事をした夫でしたが、やっぱりです。話しかければどよんとした目を開けますが、会話らしい受け答えにはならないのです。

眠り爺(看護師さんは眠り王子と言ってくれますが)になる前に、
「退院はもう無理だな。家に行きたいな」
とぽつん。私が返事をする前に目をつぶって寝てしまいました。

アイスノンを取り替えに行ったとき夜勤のナースにこのことを話し、先生には外泊も難しいかもしれないと言われているがと付け加えました。するとナースたちは、
「ご主人が帰りたい、奥さんも連れて帰りたいって思ってれば大丈夫。明日先生に話してあげる」
と口々に言ってくれるのです。涙がでました。

そして今日。
いまいち元気のない夫。先生は元気が出るようにステロイドの注射をしてみますかと。
元気になれば1泊しても良し、ダメだったら帰ってくればいいと言ってくれました。

注射はしましたが朝食も食べず寝ています。
昼、さいちゃんママが来たので連れ帰る段取りをしましたが、夫は帰らない
と言いました。
まだだるいのか、意欲が湧かないのか……

明日また調子をみて考えましょう。



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2015
09.24

峠ノ山から

Category: 緩和ケア
夫の携帯に留守電の知らせがついていて、本人は眠りの中。見ると峠ノ山の伝さんからです。山形県鶴岡市の峠ノ山は、夫が釣りに行った時にお世話になって以来親しくしていただいている皆さんの住む集落です。
伝さんから電話とは何だろうとかけてみました。
すると、夫の具合が余り良くないと聞いたと言うのです。
「友だちがインターネットで見て、水戸のあの人じゃないかと言うんだよ」
どうして見ず知らずの人がと思いましたが、このブログかもしれない。
検索で地元の名前などを入れているうちに引っかかったのかも。
ともあれ、嬉しいお見舞いの電話でした。


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2015
09.22

嬉しいこと 2題

Category: 緩和ケア
・・・9月22日・・・
夜は8時にオキシコンチンを服薬、就寝前に抗うつ薬サインバルタを飲んで寝ます。
昨夜も9時にそうして寝ました。
夜中に1度ベッドのふちに腰かけているのが暗闇にわかったので声をかけたら、そのまままた寝ました。
朝8時を過ぎても起きません。
さすがに起こして朝ごはんを食べさせようとしましたが、朝の薬とサインバルタ、オキシコンチンを飲んでまた寝てしまいました。
ずーっと寝ています。痛いよりはいいと言い聞かせてそっとしています。

昼食前にさいかママが家の仕事をしてくれた後病院に来ました。卵おじやを持って。
お茶碗半分くらいのごはんで作ったそうですが、ほぼ全部食べました。
ナースステーションに報告するとみなさん喜んでくれ、
「お母さん仕込みの味で、おいしかったのでしょうね」
さあそれは分りませんが、我が家の味だったのでしょう。


さてもう一つ嬉しいことがあって、夫にfacebookを見せて喜び合いました。
椛花が学校の2年生の中から選ばれて応募した、下野新聞の「夢 小2 ドリーム」というコーナーに今朝写真入りで載ったのです。


わたしは、デザイナーになりたいです。そのために本を読んだり、びじゅつかんで絵をみたり、絵の勉強もばんがりたいです。



半ば眠っている夫を起こして、新聞の写真を見せて読んでやりました。
痩せた頬を崩してニコーっと最高の笑顔でした。すぐまた寝てしまいましたが。


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