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2019
08.17

遺族の会

来週末にはもう一つ予定がありました。「青空の会」に参加します。
青空の会は癌遺族の会です。前から参加してみたいと思っていましたが、なかなか行ける日がなくて初参加です。

遺族の会に私は何を求めているんだろう、自分でもよく分かりません。行ってみて分かるかもしれないと思います。なにか誘われるものがあると感じています。
随分昔に、ある家族会の掲示板に参加したことがあります。そうしたら、「傷の舐めあい」と言われたことがあります。ひどく傷つきましたが、今なら言い返せる「舐めあえる相手がいるって幸せなことだよ」と。

この秋で4年を過ぎる遺族の暮らし。元気に前向きにしっかりと暮らしているように思われているかもしれない私。そうなのでしょう。時間や仲間が悲しみを癒してくれているのでしょう。でも、
・・・私、悲しみを思い切り悲しんだことがあったっけ?
この事を知りたい見つけたい私です。

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2019
08.10

お盆だから

きょうの新聞は分厚い。たくさんのチラシが折りこまれています。そうか、世間はお盆の準備をしているんだね。

お鈴「死んだら無だから、何もしなくていい」といった人の言葉通りの送り方をしたので、我が家には仏壇もお墓もありません。
とてもいい笑顔の写真と、素敵な音のするお鈴、かわいい蝋燭と、いい香りのお線香があるだけです。
そして大切なお骨がトンと置かれています。閉所が怖かった人をお墓になんか入れたくないのです。
「お墓に入れてやらなくちゃ、仏が浮かばれない」と初めてのお盆が近い時に、夫の友人は私をなじり席を蹴って立ちました。
このことは、夫と私が決めたことです。夫は私を責めはしないと思います、思うことにしてます。気持ちの持ちようです。

そういう私ですが、亡き友のお墓には近くを通れば立ち寄ります。手を合わせて挨拶をします。時には語りかけもします。
彩椛ママは「おとうさん・・・」と手を合わせる場所が欲しいと言いました。でもそう言ってるのは一人だけ。可哀そうだと思うけど、一代だけのお墓を作ってもと私は考えています。
私が死んだときに一緒に海に流してもらうのがいいなと思っています。

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2019
03.27

41回目の月命日

エール校正を一応仕上げて、夕方先輩に送ったから。
月命日だから。
ビールの賞味期限が近いから。

言い訳しなくたっていいよ、今夜も飲んだんでしょ。
はい、facebook上の友だちが乾杯しようというから。
まだ言い訳するか!
    写真は お借りしました

つまみになるものはないかと冷蔵庫。見つけました豆腐のみそ漬け。
兄のお土産でした。これも賞味期限が・・・でもとてもおいしかったわ。
故郷の生家近くにあった昔からの漬物屋さんだけど、おしゃれに変ったのね(故郷愛で宣伝を、株式会社菅野漬物食品)。

たまごや
これも お借りしました

それから、豚肉を簡単にソテーして、春キャベツの千切りそえて。
何もないとせん切りキャベツでも良くて、山盛り食べてくれた夫でした。細くほそく刻んだのを褒めてくれました。そんなのを褒められてもねと思いながら、けなされるよりは嬉しくて。
41回目の月命日はビールと千切りキャベツ!!

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2018
11.17

片づけ

家事を一通り終わらせてPCの前、お茶を飲みながら一巡して、いつもなら編み物を手に取るのだけど、きょうはふと魔がさして。
(こんなにいい天気の時にやらなくていつやる!?)と思ったのです。
物置にあるカヌーとキャンプ用品の点検のつもりでした。

キャンプ用品カヌーを最後に使ったのはいつだったか。亡くなる半年前だったと思います。
ちゃんと収納したのかどうか、ずっと気になっていました。お天気のいい時に一度広げなくてはと思っていました。
組み立て式のカヌーですが重いんです。20キロ以上はあるでしょうか、一人で引っ張り出すのは容易じゃない重さなので、そのうち、そのうちと後回しにしていました。
ーー 本当に重かった。腰が、足が、腕が、指が、痛タタです。
でもきれいにしまってあるのを確認して安心しました。

いちばん大変なのはキャンプ用品。いつの間にか買っていたという物もあって、笑っちゃう。ぎっしり詰まっていた物を全部外へ出しました。処分するものを選んで袋に入れたり、縛ったり。そのせいでばね指がパキン。結構ひどくてちょっと痛くて、作業を中断。

次は工具類。私には全部要らないものばかりだけれど、捨てるには惜しいものもあるので、夫の友だちに見てもらおうと 1か所にまとめました。

リール
最後は釣り用品。これもたくさんありました。やはり捨てるのは惜しいものばかり。誰かに使ってもらうのを待ちましょう。のっぽ孫が使うかもしれません。何度か一緒に釣りに行ってます。

最後の春に買ったリールと入漁券。
年券を買ったのに数回しか行けなかった
久慈川水系四時川。

捨ててもいいけど、とりあえず仕舞ったものもあります。纏めておいたので、ちょっと考えてから捨てることにします。
もうこんな大がかりな片づけは、この後はできないかもしれません。それほど疲れました。
体も辛かったけれど、気持ちも辛かった片づけでした。
懐かしさと、淋しさが一気に押し寄せてきました。

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2018
11.05

臨床宗教師

昨日の講演会は、グリーフ・ケアとはなんぞや、グリーフ・ケアを世間に知ってもらおうというという講座だったのかな。
始まりの講座というところでした。正直言ってちょっと期待外れ。
でも、こういう事から物事は始まるんですから、そんなこと言いっこなしね。

収穫だったことは、医師から見たグリーフ・ケアについての講演が期待通り(?)だったこと。
講演者の医師は特に外科医だったからということもあって、グリーフ・ケアなんて考えたことがなかった、と正直な話をしました。ケアしたと言えば、それは後輩の医師に対してだそうです。例えば手術の結果がうまくいかなくて落ち込んでいる医師、責任を感じ悩んでいる医師などに対するケアはその時々にしていた、という話ですよ。患者・家族・遺族の精神面への視線は感じられないです。
そうは言うものの、この医師は、講演をするにあたってグリーフ・ケアを勉強したこでしょうから、それをこれからに活かして欲しいと思います(上から目線の物言いですが、このかたは某大学の副学長です。すみません素人が)。

もう一つの収穫は、「臨床宗教師」の話が聞けたことです。
臨床宗教師ってご存知ですか?
クローズアップ現代
”穏やかな死”を迎えたい ~医療と宗教 新たな試み
YAHOO!ニュース
「死への恐怖」にどう向き合うーー死期迫る人に寄り添う臨床宗教師

よくできていると思いますので、ご覧になってください。
(いつかは消えてしまうサイトかもしれないので私はWordにコピーしました)

講演会のディスカッションの時間は、みんなが書いた一言メモに沿って講演者が答えるという形式でした。
これはどうでもいいことですが、私のメモも司会の中井美穂さんが読み上げました。さすがアナウンサー、講演者の話を引き出し、まとめる技術にうならされました。

臨床宗教師、いつでもどこでも会いたければ会えるように、早くなって欲しいです。
台湾では、患者の最後の主治医はお坊さんだというようなことを、どこかで見ました。
欧米でいうところの「チャプレン」が臨床宗教師ですね。日本にも根付いて欲しいと強く思います。
患者だけでなく、家族も遺族も聞いて欲しいことがたくさんあります。このことはまた、いずれ書きたいと思います。

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2018
10.12

止め時

昨日お会いしたAさんは、3~4回の開腹手術。抗がん剤、治験による凄まじい副作用、ストーマの設置・・・などなど、想像を絶する7年だったようです。
死ぬわけにはいかない、治るんだ治すんだと突き進んできたのでしょう。その結果が医師からの言葉「もうややるべきことがない」。
おそらく私のこんなブログは読むことはないでしょうから、書くのですが、「緩和ケアを探しなさい」と言われるまで戦い続けたことは、Aさんの辛い時間をもっと辛いものにしてしまったのではないでしょうか。

夫のセカンド医名取医師は、夫の人となりを探る会話のあとの早い時期に、抗がん剤の止め時の話をされました。
元気で好きなことができる時間を大事にしていくためには、決断の時があると。

私はそのことがとても大切なことだったと、夫のそばにいて感じました。
遊んで、遊んで、好きなものを食べて飲んで、気ままに暮らして、「俺は好きなようにさせてもらった。もっとやりたいこともあるけれど、これくらい自由にしたんだから・・・」と言いました。

残った者はああも、こうもと悔やむことばかりだけれど、夫のこの言葉を思い出せば救われる思いになります。
気の利いた別れの言葉が無かったことを不満に思うこともある私ですが、こんなありがたいことを言ってくれたこと・・・もう何も言えません。

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2018
09.14

「いない」ときに「いる」

以前に紹介した幡野広志さんがFacebookに、糸井重里さんと対談した記事を載せていました。
「これからのぼくに、できること」 “死”についての話です。
糸井さんの『ほぼ日刊イトイ新聞』に掲載されたものらしいです。

なかで私が書きとめたものは。

ぼくにとって、犬(ブイヨン)と歩いた散歩道は
いま、ぜんぶが「犬のいない道」なんです。
でも、ぼくがそこに空白を感じているあいだ、
犬が「いない」と思っているあいだ、
犬はずっと「いる」んですよ。
だからうちの犬は、
いまでもぼくと一緒に歩いてますよ。


「犬」を夫の名に置き換えて読みます。すると気持ちがスッと中に入り込むのです。

そこに空白を感じているから私はいつでも夫を感じることができる。
「いない」と思う時こそ、そこにいる・・・慰められる言葉です。

夫のFacebookに今年も誕生日のメッセージが届いていました。
みんなの心に生きていられる夫は幸せ者なのでしょうね。

『ほぼ日』は以前は読んでいましたが、夫の病気の頃から読む時間が無くなってしまいました。内容が豊富過ぎますから。
これも何かの縁と、また読むことにしましょう。なかなか面白いサイトですよね。

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2018
07.11

悪くはない

きょうは少し思うところがあって、3年前の自分の過去記事を読み返してみました。
辛い、思い出したくない気持ちでしょうね、と言われれば、勿論そうに決まっています。
けれど、読み返してみると、その時の夫の様子などが昨日のことのように思い出されて、「悪くはない」気持ちにもなるのです。
「悪くはない」というのは、辛さだけでなく懐かしさもあるということです。もう1度その時を過ごしているといえばいいか。
ああしてやれば良かった、こうしてみたかった、後悔ばかりですが、一所懸命に過ごした二人の時間が確かにあったこと、なんと言えば良いか・・・「悪くはない」気持ちになったのです。

相撲
2013年の今頃はモンゴルにいました
まだ病気のかけらもなくて・・・
休憩時間 モンゴル相撲のガイドさん

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2017
09.16

思い出の国

彩椛と図書館に行きました。
予定が詰まっていて、本にまで時間が回らないのに、1冊だけ借りてきてしまいました。
帰ってからパラパラめくると、以前に借りたような気がします。
更にめくると、ああ、やっぱり読んでいる。

詩人で童話作家の間所ひさこさんの『その日は、静かに訪れた』
縁あってまた手に取ったのだろうと、少し読んみました。
書き写すのは著作権法に抵触するだろうか。抜粋ならいいでしょうか。


わたしは、メーテルリンクの『青い鳥』のなかの、「死者は思い出の国で眠っていて、思い出される時にいきいきとめ目をさます」という場面が好き。
でも、ほんとうは、どうなのだろう。孝さんが逝ってしまった後には、何の気配もない。風になったのだと思うことにしているが、風はただ吹くだけで、感情を持ってはいないのだ。


思い出の国で眠る夫は、みんなの思い出の中で、眠る暇がないかもしれない。
風になってモンゴルに行ったと思った、強い風の吹いたあの日が近づいてきます。


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2017
05.10

思いがけないこと

私はいまだに携帯電話を使っていて、それは夫のお下がりです。
電話帳も夫のものを削除せず、私の電話帳を書き足しています。
今朝、間違って夫の知り合いの番号にかけてしまいました。すぐに気がついて切ったのですが、ワンコールしてしまいました。
相手が掛け直してきました。
「すみません、間違えました」と私が言い、相手は「はい、わかりました」
ここで切らないで、私はこう話を継いでしまったのです。
「あのう・・・、○○をご存知ですよね。私は○○の家内です。その節は大変にお世話になりましたが、実は、○○は1年半前に亡くなりまして・・・」
「・・・・・・」
とっさに声が出ないようでした。
仕事で付き合いのある下請けさんの娘さんで、「面白い子」とお気に入りのガールフレンドでした。
しばらくして、そのお母さんから電話がありました。
「先ほど娘から聞いたんですが、本当のことなんですか」 信じられないのです、とおっしゃいました。
数日前、娘さんと○○さんの噂話をしていたというのです。

二人とも涙声で夫を偲んでくれ、日を改めてご挨拶にと言ってくださいました。
二人からは夫のエピソードをたくさん聞かせてもらえそうです、それは嬉しいことなのですが。
私の知らない夫を今頃知ることになる。照れながら聞く夫がそばにいれば、もっと愉快に場が盛り上がるでしょうに。

「ええ~、そんなこと~?」 というような話になるでしょうね。悲しいけれど楽しみです。

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買い物に行ったら小雨が降りだして濡れたけど、しっとりと気持ちよく感じました。
「♪早苗 植えわたす」と歌いながら、高校の時の親友、早苗はどうしているだろうと思いました。

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数日前の野ばらのつぼみ。前にも書いたけれど、この野バラは、夫がカヌーで川を下ってくるのを待っていた河原で摘んだものです。
「♪わらべは 見たり 荒れ野のばら」 つぼみのうちからとても良い香りがします。

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10日前のイカリソウ。これは園芸種です。歌はありません。


なんて、機嫌よく書いていますが、実は今日は半日PCとにらめっこして焦っていました。
依頼された点訳を2日かかって仕上げて、急ぎで校正に出そうとしたら、昨夜まで何ともなかった点訳ソフトが不具合に。
どうやっても上書き保存ができません。ワードやエクセル、他の点訳ソフトは大丈夫です。
PCはもう6,7年。点訳ソフトもサポートは終わっているし、両方買い替えなくちゃならないのかな、そういえば洗濯機もちょっとね。
そんな事より、どうする、上書きできなきゃアウトじゃないか。

どうもアンチウィルスソフトが邪魔をしているのではないかと思うのですが、「余計なお仕事しなくていいよ」と言って聞かせても知らんぷり。
設定を開いて、ある程度までは進むのですが、「・・・の結果、不具合が出る可能性があります」と書かれているとそれ以上は怖くてどうしようもない。
・・・・・・
戦い破れて暮れたあと、放っておいたソフトを再び開いて、名前をつけて保存。
えっ?? できるじゃない。何だった?? 
アンチウィルスソフトが手を引いたのかな。
分からない。分からないけど元に戻った。でもいずれはPC買い替えなければね。


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