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2023
09.17

『石の肺』

Category: アスベスト
『石の肺』(佐伯一麦)を必要があって再読しようとしています。
だいぶ前に読んだのですが、あまり印象に残ってなくて。
今回は2020年発行の岩波版です。
「あとがき」と武田砂鉄氏の「解説」が読みたかったのです。
もちろん本文もこのあとで読みますが、今度はしっかり読んでいきたい。




このところAmazon映画は私にとっては不作でしたが、Huluで好きそうな作品を何作か見つけて嬉しくていたら、Amazonでも。
『バグダッド・カフェ』ニュー・ディレクターズ・カット版が見られるようになりました。
どこか心に残る映画で、もう一度見たいとウォッチリストに入れてずいぶんたちました。待ってみるもんです、嬉しい。
これはPCの画面ではなく、テレビの大きい画面で見なくちゃ。
嬉し、忙し。

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2023
09.02

『光る白い棘』

Category: アスベスト
私はノンフィクションが好きですが、昨日入力した『光る白い棘』はフィクションです。けれどノンフィクションを読んでいるような気持にさせられる本でした。
やはり、尼崎でアスベスト被害を受けたあの人、この人を知っているからでしょう、物語に感情移入してしまいました。

アスベスト被害をクボタショックで終わらせない。これからの10年で患者数がピークを迎えます。だから多くの人に関心を持ち続けてもらいたい。
そこで、関心があるかたにこの本をお貸しするのはどうかと思いました(所蔵している図書館が少ないので)。
点字入力が終われば校正までの1年近く、私はこの本から離れます。それまでに返してもらえればよいのです。読んだ感想を求めることもしません。ただ読んでもらえればいいだけです。
きょう4作品めの『白い木槿』の入力を始めました。2日あれば終わります。

『光る白い棘』のほかの作品も秀作です。「在日コリアン」がキーワードです。
私の両親は、双方の親たちが韓国に渡りそれぞれが築いた家庭に生まれ、韓国の人々と交わってきました。そんなこともあって、「在日コリアン」の物語も深く心に落ちました。

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2023
08.07

トルコ地震とアスベスト

Category: アスベスト
トルコ・シリア地震から半年。
「酷暑のトルコ 遠い再建」の記事を読みました。支援は行き届かず、40℃を超す酷暑のなかの避難生活のレポートです。

トルコ・シリア地震(朝日新聞の有料記事なので全てを読めないかもしれません)

なかで私は「アスベスト」の文字に注視しました。
トルコでは10年前までアスベストの使用が許されていたために、地震で壊れた建物に含まれるアスベスト入りの粉じんが舞っているそうです。
住人が今吸ったアスベストは、40年後に多くの人々に害を及ぼす。多くの患者とその家族たちが苦しむことになる。
今、なんの予防もできずにそこに住むしかない人たちがいる。せめて、薬が欲しい。
治療薬の開発を急いでください。

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2023
05.28

冷房試運転

Category: アスベスト
きょうはさほど暑くはないけれど湿気が感じられて、梅雨が近いのだと思わされました。
蒸し暑い梅雨が始まる前にエアコンの試運転を。
そろそろ買い替えかと毎年思っているのですが、ちゃんと冷えました。

試運転といえば、夫は配管設備の会社に勤めていたので、夏になる前と冬の年に2回、あちこちの施設の冷暖房の切り替え・試運転を行っていました。
もしかしたら、その時どこかでアスベストにばく露(「さらされる」ということですが、なんか、おどろおどろしい言葉だって思うわ)したかもしれないと、夫が言ったことを思いだしました。
狭いボイラー室に入っての切り替え作業。そしてボイラー室の壁には吹き付けアスベストが使われていて、行き来に体で壁をこすることになる・・・アスベストが飛び散る・・・吸い込む。
そこよりもっとアスベスト量の多い建築現場もあったかもしれないけれど、見える形でアスベストがあったのはボイラー室だったそうです。
「あそこのボイラー室はひどかったな」と言っていた建物は現在もあるけれど、ボイラー室はどうなっているだろう。
改修は行っているはずですが(してなかったら大問題)。

バイカウツギ
バイカウツギ

現場監理が仕事だったけれど、夫は職人さんに手を貸すことが多かったようです。
仕事には誇りをもっていました。その現場でアスベスト交じりの埃を吸って死の病とは、皮肉なものです。

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2021
05.17

フェリシアさんへ

Category: アスベスト
フェリシアさん、最高裁判決が出ました。
「一人親方」などに対する国の責任、被害に対するメーカーの責任。
争点の2点が認められました。

あれは2018年6月のことでしたね。
「大宣伝行動」という私のブログを読んでくれたフェリシアさんが、コメントくださいました。
   大宣伝行動 

わすれ草さん、署名って、名前と住所を書いたらいいんですよね?
書式を教えてくれたら、私1名ですけど、署名して送りたいと思います。
一番仲良くしてくれているご近所さんもしてくれるかも。
それでもたった2名ですが(^^;)
それでも良ければ。


子ども時代に暮らした街にアスベスト関連の工場があった・・・その方たちの暮らしぶりを見ていたのに、何も知らなかった自分。そのことに胸を痛めて行動を起こしたのでしたね。
抗がん剤のあとの体力が戻ったとはまだ言えないときに、駅前にただ一人で立って、署名をたしか5筆集めてくださいました。
自分にもできたんだ、楽しかったよとおっしゃいましたね。
ああ、フェリシアさん、どんなに感激したことか。
いつか必ずお会いして直接お礼を申し上げたいと思っていたのに、翌年の3月初めに旅立ってしまわれた・・・
風のフェリシアさん、あの署名などの行動が大きな流れになって、今回の判決を勝ちとることができました。フェリシアさん、ありがとうございます、心からお礼を申し上げます。

bara.jpg

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2021
05.16

長い昼寝

Category: アスベスト
くもりの一日。梅雨入の地方もあって、関東も近々雨の季節に入るのでしょう。
明日がごみの日。切った枝を縛ったりして準備しました。
そればっかりの働きで疲れたはずはないのに、きょうは点訳に身が入らず、気づくと目を閉じてしまって。そしてお昼寝を少しと思って横になったのに、起きてみたら1時間以上も眠っていました。
亡くなった友人夫妻の夢を見ていました。40年以上前に住んでいた南相馬の市営団地が舞台の夢。友が亡くなって5年、旦那さんが亡くなって10数年。声も聞こえたような感覚の中で目を覚まして、しばらくぼーっとしていました。
懐かしい顔だったなぁ。あの頃は大きな悩みも無かったから、今思うといちばん楽しい幸せな時期だったんだわ。

白バラ

明日は建設アスベスト訴訟で初めての最高裁判決があります。
横浜、東京、京都、大阪の地裁で提訴され、高裁での判断は分かれていますが、明日最高裁での統一的判断基準が示される可能性があるということで、注目しています。

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2019
05.27

アスベスト規制の歴史

Category: アスベスト
昨日築地市場の解体アスベストのことを書いたので、今日もアスベストのことを書いてみます。
駅前のあのビルに、近所の家に、私の家に、アスベスト含有の建築材などがあるかもしれない、どうすればいいんだろうかと不安になりますね。
簡単に言ってしまえば、2007年以降に建設された建物にはアスベストは使用されていません。
なぜかというと、アスベストは段階的に使用が禁止され、2006年(平成18年)にやっと完全に使用が禁止されたのです。平成18年ですよ! 最近じゃないですか! 経済優先の愚策が禁止を引き延ばしさせました。

アスベスト規制の歴史を調べました。

1975年(昭和50年) 特定化学物質等障害予防規則の改正

石綿含有率が重量の5%を超える場合の吹き付け作業は禁止されました。
しかし、5%未満であれば、吹き付け作業は許容されていました。


1986年(昭和61年) ILO 石綿条約の採択

ILOはクリソタイル(白石綿)を管理使用の対象とし、クロシドライト(青石綿)の使用と吹き付け作業の禁止を指導しました。しかし、日本では依然として使用・製造も継続されていました。


1995年(平成7年) 労働安全衛生法施行令改正・特定化学物質等障害予防規則改正

アモサイト(茶石綿)、クロシドライト(青石綿)の製造、輸入、譲渡、提供、使用が全面禁止されました。更に、石綿含有量が1%を越えるものの吹き付け作業が禁止されました。
1%以下の吹き付け作業やクリソタイル(白石綿)の使用はまだ認可されています。


2004年(平成16年) 労働安全衛生法施行令改正

代替が困難なものを除くすべての石綿製品の製造、輸入、譲渡、提供、使用が禁止されました。
しかし、重量の1%以下を含有するクリソタイル(白石綿)の使用はまだ認められています。


2006(平成18年) 労働安全衛生法施行令改正

石綿の含有量が重量の0.1%を越えるものの製造、輸入、譲渡、提供、使用が禁止されました。


ここにきてようやく全面禁止になったのです。アメリカやヨーロッパでは、1990年代前半にアスベストの使用は全面的に禁止になっていました。

夫もアスベストを扱う仕事をしていたのに、私はそんなことすら知らなかったことを、今書きながら悔しく思っています。その立場になって初めてアスベストの怖さを知ったのでした。
アスベスト(石綿)は過去のものではない。被害は形を変えて進行中です。
過去の被害者を忘れないで欲しい。
新しい被害者を出さないように法の整備をお願いします。当然、完治をめざす治療の研究もお願いします。

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2019
05.26

街頭署名・ 旧築地市場解体アスベスト

Category: アスベスト
今回の東京は24日に省庁交渉、25日には石綿対策全国連絡会議の情宣活動・総会に出席しました。

25日午前は真夏の暑さの新宿駅西口に立ちましたが、1時間の間に5人の人が足を止めてくださいました。ありがとうございました。
去年フェリシアさんが → 街頭署名 に立ってくださったことを昨日のことのように思い出します。すごいかただったなあと、改めてご冥福をお祈りしました。

午後は総会。前日からの疲れがピークに達して、申し訳ないけれど意識が遠のく場面も何度か。
そんな中の興味深い発表は、旧築地市場解体アスベストの報告でした。
去年の夏に市場見学をした際には、あれだけ大きな建物をシートで覆って除去作業ができるなど信じられなかったのですが、凄いことです、ちゃんとやっていました。ぜひご覧ください。

→ 旧築地市場解体アスベスト
クリックしても、別ウィンドウで直接開かないようです。
「shijou.metoro.tokyou.jpから310315_3.pdf(1.39MB)を開くか、または保存しますか?」と聞かれるので、開いて読んでみてください。
東京都中央卸売市場のホームページ上のリンクです。


猛暑をむかえる中、養生シートの中で保護服を着た作業はどれほど大変なことか。でも後々に伝えられる模範的なアスベスト除去を目指して、作業員・監督官たちには頑張っていただきたいですね。

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2018
12.14

解体アスベスト

Category: アスベスト
nasu_to_matoさんがくださったコメントに、私が解体アスベストのことを書きました。そうしたら遠音さん、マロンとカリンさん、太巻きおばばさんも解体アスベストのことでコメントをくださいました。ありがとうございます。
アスベスト問題に関心を持って多くのひとたちにアスベストのことを話していただきたい、忘れないで欲しい、と思っています。


私たち遺族は月に1回亀戸の事務所に集まって、会報発送作業をしていますが、その遺族のAさんBさん母娘の情報によって、付近住民の意識が変わったことをお話ししたいと思います。

都内の幼稚園にお子さんを通わせているBさんが、幼稚園の掲示板に貼られた1枚のお知らせを見てびっくりしたのです。
敷地に隣接する12階建てマンションの建て替え工事のお知らせだったのですが、何気なく裏をみると「アスベスト」の文字があったのです。
Bさんはお母さんであるAさんにこう言いました。
「解体工事が終わるまで○○ちゃん、幼稚園休ませようかな」
それを聞いたAさん、「一人だけ休ませて済む問題と違うんじゃない? アスベストセンターに相談するべきよ」

そうして調査が始まりました。結果、違法解体ではないものの、付近住民に説明がないとは、ということになり、説明会を求めました。工事関係者・アスベストセンター職員・幼稚園の父兄祖父母・付近住民・区役所からも参加があって、強い雨のあいにくの天気の中、60余名が集まったそうです。
「夫をアスベストで亡くしたAさんの、孫までアスベストの危険に曝させないという強い気持ちが、住民説明会を開かせ、父兄や住民の意識を変えさせるきっかけを作ったのでした。

アスベストのこと、また書いていきます。
慎重に書かなければなりません。事務局などに聞きながら、書いたり訂正したりになると思います。
昨日のブログのコメントの返事にも書いた通り、解体アスベストの問題はこれからです。
2020年から2040年が解体アスベストのピークになります。まずはそのことを知ってください。

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