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2019
10.01

開かずの引き出し

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ここ数日の暑さで、きょうは蝉が鳴きました。でも朝夕は虫の声がにぎやかです。
水分と頑張り過ぎに注意してきょうも片づけの続きをしました。本は選別してほぼ縛り終わりました。
そのあとは開かずの引き出しの書類整理にかかりました。夫の仕事関係の書類が多かったのですが退職して5年、もう取っておく必要はないでしょう。退職しても、問い合わせがあれば答えられるようにと残しておいた書類ですが答える主がいないのですから。
書類を束ねながら、胸の中でご苦労さまを言いました。
「なんの心配もなく暮らせたのは、お父さんが仕事に誇りを持っていたから」と子どもたちに言い聞かせたことがありました。
その仕事によって命を奪われることになるとは思いもしませんでしたが。

片づけていて、懐かしいものが随分出てきました。
なんだこりゃ、というものもありました。それは小箱に入っていたのっぽ孫の乳歯です。
前歯がグラグラになって、少し触っただけで抜けそうなのに恐がっていた孫でした。
それをどう説得したのだったろうか、前歯に糸を結んでチョンと引っ張ったのです。その時の糸がついたままの孫の歯でした。大騒ぎが昨日のことのようです。
写真も大量に捨てました。私が懐かしいだけで、子どもや孫には関係ない写真ばかりです。
その他諸々にも取り掛からなければ。こちらがむしろ問題です。
趣味の道具、PCの小物、工具、そしてキャンプ用具等々。これは簡単には済みそうにない。気が向いた時に一つずつ、無理せずに。

P_20161222_140144.jpg
こんなのを見つけました。
PCを買ったごく初期、夫がマウスを使って書いた我が家の愛猫。
子ネズミを捕えたスカーレット。

PS: 子ネズミではなくて子スズメのようです。
細い足とくちばしも描かれていました。どちらでもいい話だけど。

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2019
08.18

ホース

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4年前の夏、夫は物置に入って片付けをしました。少し動いても息がきれる状態だったのですが、棚を整理して引き出しにラベルを貼りました。
終わって「ここに何、あれはあそこに」と私に教えたのでした。「うん、うん」とさらっと返事はしたものの、(ああ、自分がいなくなった後のことを考えているんだ)と思った私は、胸が詰まって流しで洗い物の続きをして涙を誤魔化したのでした。
そのあとホームセンターに行った彼が買ってきたのは20メートル巻のホース。「ホース買ってきたから。ジョイントの付け替えは自分でできるだろ?」この日の体力はここまでだったのでしょう。
あとで思えば、この買い物が夫の最後の買い物でした。

前置きが長くなりましたが、このホース、袋に入ったまま、なんだか使えなくて4年間。
庭の水やりはジョーロで何度も運んでやっていました。でもこの夏の暑さです。ジョーロでの水やりでは追いつきません。
ホースにジョイントをつけました。散水ノズルの目詰まりもバラしてきれいにしました。
シャワーのような細かい水が、弧を描き花壇を濡らしていきました。

彼の「最後の買い物」に拘って今日まで不自由をしてたことが馬鹿みたいだ、と思いました。草木が水を喜んでいるように濡れていました。
(天気予報は明日からずっと、曇り一時雨。こんなオチがついたとは。トホホです)

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2018
05.05

工具類

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昨日のブログから連想の夫の工具箱を紹介しようかな。

砲弾入れ

男性諸氏ならお分かりですね、これは弾薬箱です。
某自○隊演習場に隣接するダム湖の近くが私たちのキャンプ地だったころ、ダム湖の管理人からもらいました。
「某所で手に入れたんだよ」と秘密めいて見せてくれた管理人さん。笑顔の夫。
(そんなもの貰ってどうすんのよ)と内心思った私。

それは工具入れになりました。
重いんです、鉄製ですから。中身も重いものばかり。
山に行くときは必ず車に積んでいました。
山で工具なんて何するの、って思いますよね。まあ、役立つことがいろいろあったんですよ、それなりに。
ということにしてやりましょう。持っているというだけで嬉しかったんでしょうから。

クレマチス2

物置をほんの少し片づけました。要る要らないの判断がすごく難しい。
私には不要なものだけど、捨てるには惜しいんじゃないかと思われるものもあって。
息子は不器用で、工具を使って何かするなんて男じゃないのが残念。孫も似たり寄ったりかな。
でも腐るものじゃないし、もう少しそばに置いておきましょう。


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2018
04.21

ベンチ

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いつかは病院に行かなければならないと思っている私の目の疲れですが、昼寝をするとマシになるのでベンチに横になりました。

ベンチ

夫は亡くなる前年の晩秋、釣りシーズンも終わり、時間を持て余していましたが、突如ベンチ製作を始めました。
作業を見ていて、夫の息が正常でないのが分かりました。
喉まで出かかった「だいじょうぶ?」を飲み込んで見守りました。心配され作業を止められるのは嫌だったでしょうから。
息を整えながら、1週間ぐらいかけて完成させました。

その後夫はこのベンチに座ってテレビを見たり、横になったり。
それがまた私の心配事になりました。長座布団を2枚重ねているとはいえ、下は固い木のベンチ。体が休まるはずがないじゃないですか。
「介護ベッドを借りるから、お願いだからベンチは止めて」
この騒動は2015年8月下旬にブログに書きました。
「・・・言うことはわかるけど、冷たいんだよ、おまえは」
病人になりたくない夫は、介護ベッドを入れることに強く反発していました。それを知ってて勧めた私に言い放った夫の一言。

きょう昼寝のためにベンチに横になっていたらそのことを思い出しました。
(優しさが足りなかったな。自分の死が遠くないことを悟った人を、理屈で言い負かしたような格好になったんだものね、ごめんね)
横になって天井を見ていたら堪らなくなってしまいました。


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2017
12.18

管工事一筋

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夫宛に郵便が届きました。
「資格者証交付申請書」と書いてあります。1級国家資格者専用とありますから、夫の持つ「管工事施工管理技士」のことでしょうか。
資格者証って書いてあるけれど、夫のは確か手元にあるはず。新しい資格者証が交付されるのでしょうか。
でも、申請する人がいないんだもの、なんか寂しいお知らせです。
夏ごろにも市役所から、下水道管理資格更新の電話がかかって来て、寂しい思いをしました。
夫はたくさん資格を持っているので、これからもこんなお知らせが届くことがあるかもしれないわ。

30数年前には、「1級管工事施工管理技士」は県内で数えるほどしかいませんでした。
この資格を持っていたおかげで、管工事一筋に生きることができました。
そして病に倒れてしまったのも、一筋だった故・・・

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20年前のコート、もう処分しようかと出してみました。
何が気にいらなかったのか。肩パッドでした。
入っているパッドがしっかりし過ぎていて、シックリこなかったのでした。
処分する前に、外してみようか。袖丈も少し長くて気になってたし。
s-IMGP5223.jpg
袖口から解いて、パットを取り出してから着てみたら、案外イケるかも。
古臭く思えたのは肩パッドのせいだったのね。
というわけで、肩線をチクチク手縫いでカーブを緩くして、袖口も詰めました。

あとは、気後れしないで着る勇気! があればいい。20年前のコート。


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2017
09.01

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涼しさを通り越して肌寒い昨日今日です。明日も同じような気温だとか。
この時期、梨が最盛期を迎えますね。
茨城県は、梨の生産農家が多く、水戸近郊にもあります。

飲み込む力が弱くなっていた夫が好んだのが西瓜と梨です。
外泊から病院に戻る前に、近郊の梨農家に寄ってたくさん買い込んだのが、二人の最後のドライブになったのでした。
梨にはそんな思い出もあって、無心に食べることができません。
でもやはり、一度はお供えしてやりたいですもの、明日お天気がよければ買いに行きたいと思います。

転校第1日目の彩椛は、4時過ぎに下校。
帰ったらすぐにピアノを弾いて、そのあとは宿題。手がかかりません。
学校の様子を聞きながら軽くおやつ。
あと数年、こんなことが続くのでしょう。こんなふうに世話する相手がいること、楽しい日々だったと思い出すんでしょうね。


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2017
07.11

お久しぶりです(^^)

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今回もFacebookからの話題です。
3年前の思い出がピックアップされました。

s-グアム


4回の抗がん剤治療のあと、標準治療はここまで、しばらく様子を見ましょうとなった時に、東京のセカンド医を訪ねました。
これからどうなるのか、どうすればいいのかを夫は相談したかったので、包み隠さず話してほしいと頼みました。
「肉腫型の人で、半年をこんなに元気に迎えている人は少ないです。けれど、これからのことは、やはり半年単位で考えたほうが良いでしょう。半年、何かしたいことがありますか? 海外旅行? それならすぐに出かけてください。飛行機に乗れなくなる時が来ます」

楽天的な夫もさすがにこの時は2,3日無口でした。
けれど彼は立ち直りました。「グアムへ行くぞ」
そして2週間後にはグアム空港に降り立っていたのです。

このあとに1年の元気な時間が与えられたこと、奇跡のような時間でした。
その時間に、思い出をひとつでも多く私に残してやりたい、というのが夫の望みでした。
私はその思い出をブログに蓄えてきたのですね。そうと意識して書いていたわけではなかったけれど。
ブログには思い出が詰まっています。Facebookも知らせてくれます。

きょうのFacebookには彩椛ママのコメントが。
  ワオ! お父さんお久しぶりです(^^)

色褪せない思い出を時々引っ張り出して、元気な夫に会えるのがうれしい。
今もそこにいるみたいな写真です。


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2017
06.26

レーズンパン

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明後日神戸に出発ですが、叔母に手土産をと、近くのショッピングモールへ買い物に行きました。
私は目的のない買い物が嫌いで、めったにこのモールに来ませんでしたが、買い物好きの夫に付きあってブラブラしたことなど思い出して、ちょっと切なくなりました。
もっと楽しそうに付き合ってやったらよかったな、なんてね。

目的の買い物が終わったら長居は無用なのですが、時間はちょうどお昼。
どうしようか、食べていこうかと思ったけれど、食べ終わってそそくさと帰る自分を思うと気が乗りません。
お弁当の類にしようと見たけれど、食べたいものが無い。
結局パンを買って帰りました。
冷蔵庫の野菜を焼いて、だし醤油をかけて食べました。
美味しかったんですが、ほんとうに安上がりな、つまらない女です。

s-IMGP4802.jpg

レーズン入りフランスというパンも買ったのですが、これがレーズンたっぷりで美味しかったんです。
そういえば奄美に行った時に食べたレーズンたっぷりパンに、二人ともいたく感激したっけな。
そうだ、パンの写真が夫のフェイスブックにあるはずと探したのに、夫のオフザケな投稿が次々に流れてきて、読みふけってしまいました。
どんなにオフザケな人だったか、お見せしたいくらい。
振り返ってみれば、幸せだったんだな、笑ってばかりいたんだもの。


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2017
02.27

死の理由

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昨日書いた娘が遭遇したあわや、の事故。
こんな幸運もあれば、一瞬の不幸もある、それを分けるのは偶然でしかないのでしょうね。

娘と孫は偶然の奇跡をかいくぐりましたが、もしかして死んでいたやも知れず。
後部座席で寝ていた孫は、何が起きたのか分からないまま命を落としたかもしれません。
そうだったとしたら、いったい私はどうすればよいのか。
佐野洋子さんじゃないけれど、神も仏もありませぬ。
私から二人を奪わないでくれたこと、不信心な私でさえ、何かに感謝する気持ちになりました。

話は変って、天国、極楽、死んであの世があるとすれば、そこから見守ってくれる愛する人が、人には誰にもいると思うのです。
それでも理不尽なことで命を落とす人が世の中にはたくさんいます。
夫が不治の病を宣告され、余命半年と聞いたあとです。
空爆で犠牲になった子どもたちのニュースを見たときに、夫はこういいました。
「あの子たちは、自分がどうして死ななければならないのかも分からず、自分が死んだことさえ分からないんだ。それに引き比べれば、俺は理由もわかるし、準備もできる」

いつもオチャラケだった夫の、こんな重い言葉をきょうは思い出しています。


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メインストリートから2ブロックほど外れた道です。
看板にはスコットランド教会とありました。


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日曜日。
信者を迎える牧師さまでしょうか。
キルトの老人とご挨拶。





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2017
02.19

完成図書

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先週始めに自動車税の還付を受けるための書類のことを書きました。
古い謄本だったのですが、そのほうが子どもたちが全員載っているので、かえって好都合かもしれないと知らんぷりして提出しました。
週末までの3日間に、不備だという電話も手紙もありません。もしかして受理された? しめしめ。

きょうは校正作業の合間に、ちょっとした書類をワードで作りました。
家族会からアンケート用紙が送られてきたのですが、記入ミスだらけになって修正しきれなくなり、作ってみたのです。

そういえば、夫の書類をよく手伝ったな、と思い出。
夫は建築配管の設計・現場管理をしていたので、工事が終わるころには大変な量の書類を作っていました。
小さな会社だったので、手伝ってもらえる事務員がいなくて、私が内緒で駆り出されることも増えて。
そこで仕方なく、エクセルとワードを自己流で覚えました。ノウハウ本を読んだり、Googleで検索したり。
いろんな書類を作ったけれど、今はもうほとんど忘れてしまいました。

s-s-1s-s-2
完成図書ってこんなものです(画像お借りしました)
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あなたが会社に一人になったのを見計らって忍び込んで、完成図書づくりの手伝いに徹夜したことが、何度もあったわね。
当然無報酬の馬鹿げた手伝いだったけど、楽しかったね。
二人で作り上げた達成感があったものね。
こんな素晴らしい完成図書は初めてだと、検査官に褒められたこともあったわよね。二人で祝杯だった・・・なつかしい。


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