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2014
12.26

2回目のセカンドオピニオン

昨日の上京の目的は6月半ばにセカンドオピニオンを受けた診療所に行くことでした。
今の病状について、今後について、手術の可能性についての3点を確認したかったのです。
夫の主治医も行くことを勧めてくれ、CT画像データなどを用意してくれました。

この名取医師は多くの中皮腫患者の画像診断の経験があって、「僕は治療することはできないけれど」と本人は言いますが、小さな異変を見逃さない確かな読影術を身につけておられる医師だと思います。

今の病状について。
・半年前と大きな変化はない、ということは抗がん剤の効果あったと思われる。
・ゆっくり病状は進んでいる。
・右肺を包む胸膜の厚みが全体的に増してきていて、残念なことに、左肺胸膜も同じような経過を辿っている。
・右肺下部は機能していないが、上部はまだきれいな状態である。
・右肺胸膜と心膜の境界が一部はっきりしなくなっている。
今後について。
・状態を見ながらアリムタ+シスプラチンを続ける。
・効果が薄れたら別な抗がん剤も試してみる。
手術の可能性について。
・これは最初に診断したとおり、手術の可能性はない。

聞きたいと思っていたことは全て聞けたので、二人とも納得できました。
手術に関しては、先日私が考えたとおりの理由で、最初から、今後も、可能性はないということです。
はっきりそれを確認できたので、もう迷わない。
少し気持ちが揺れてしまったけど仕方かったよね、あんなに手術した人がいたんだもの。

それから、主治医について名取医師はこんなふうなことを言いました。
「きっと優しい先生なんですよ、僕みたいに口が悪いと何でも言えるけど、『治してやれない、済まない、だからこれ以上聞かないで』という気持ちなんじゃないですか?」

そうですか、そう思いましょう。
そういう、名取先生の優しい気持ちを汲んで、ね。


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退屈しのぎに孫に作っています
退屈だからって、材料費が・・・買ったほうが・・・



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