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2017
01.02

力の限界

Category: 義母
1週間よくよく考えてだした義弟妹の結論は、「母親の一人暮らしを見守る」でした。
元日義妹から電話がありました。

なぜ施設入所をためらうのか。
近所の方々の心配がわからないのか。
義母の安全・安心を第一に考えよう。
私はこの3つを義妹(K子)に話しましたが。

K子は私の心配は分かるけれど、弟(T也)の立場も尊重しなければならないという。
尊重って、世話をしているT也に意見ができないということなのです。
姉のK子が言うと、母親の世話をしているT也のプライドを傷つけるようで、かわいそうなのですって。
私は、だめだこの人たちはと思い、言いました。

「T也が私の弟ならね、『何考えてんのあんた!!』って言うわ。
できればね、私にお母さんを看させて欲しいわ。でも同居はしない。その代わり良い施設を一生懸命探すわ。
力になりますと言ってくださる人が何人かいるのよね。
入所をためらっているのは、見学したグループホームの印象が悪かったからでしょ? 1か所しか見てないんでしょ。そこがグループホームを代表するわけじゃないでしょ?」

そう言っても、K子はうやむやの返事をするばかりです。
春になったらそちらに行くから、その時までT也に任せて、時々は様子を見て欲しいのだと。

春に? もう私はドッと気持ちが疲れました。
「いつも、あいつらはそうなんだ」という夫の声が聞こえてきたような気がしました。情けなくて涙が滲みました。
何度も悔しい思いをして、それでも困っている義父母を見捨てられなくて、また悔しい思いをして・・・もう何度目だろう・・・

s-P_20161206_151644.jpg今までは夫がいました。今度は一人。力の限界を感じます。
血の繋がりのないことの力の限界です。

もうだめだ、この人たちに関わるのは止めよう。
いや、夫との約束は・・・せめて良い施設を探してあげたい。
義母に安全・安心な暮らしをしてもらいたい。

夕方の散歩、用水路に1羽だけのシロサギ。
大きな体をしているくせに、近づくとすぐ逃げる。
一人は心細いね、とレンズを向けたら涙が出ました。
誰もいなかったので、ポロポロ泣きながら歩きました。


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