2014
04.30

大事な確認

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夫は明日入院、明後日4クール目の抗がん剤治療です。
治療と治療の間の3週間を目いっぱい遊びました。
お天気が良ければ、きょうも川へカヌー乗りに行きたかったようでしたが、あいにくの雨で気温も低め。
朝からつまらなさそうにしていますが、これ以上付き合える行動力を私は持っていませんわ。


釣行のおり、大切なことを聞くことができました。
とても大切だけど、どうしても聞けなかったこと。
今後の治療を夫はどう考えているのかということです。

夫の病は悪性胸膜中皮腫。現在この病に関して分かっていることは、
・根治治療は困難
・2年生存率は30%未満、発病からの平均的余命は15か月
・治療法は少なく、今受けている治療が唯一効果が認められている(3か月の延命効果)
・抗がん剤治療は一応4回で終わり

こんなことが頭の中を巡る中、夫にどうしたいのかを聞くことができませんでした。
医師でさえ言ってない言葉、「『死』以外に選択肢はない」と口にするようで辛すぎたのです。

28日の夜、夕飯のあと二人で軽くお酒を飲んでいました。
「4クールが終わったらその後はどうなるんだ?」
と夫が口を開いたのです。私は思い切って、
「手術以外にあとの打つ手はないのじゃないかと思う。それ以外は経過観察しかないのかもしれない」
「Mはどうするのがいいと思ってる?」
「うん・・・1日でも長く傍にいたいけれど、Yらしく生きられるのが大事だと思ってる」
「・・・・・・俺は手術はしないよ。したところで、酸素に繋がれて何もできずにいるのは・・・」
「そう言うと思ってた。そうするつもりだろうと思ってた」
スズラン
お互いの気持ちの確認ができて互いにほっとしました。
「いい思い出をたくさん持とう」
「うん。がんばろうね」
涙が止まらない私に夫が言います。
「俺は大丈夫だよ」
「私は大丈夫って約束できない、弱虫だから。でも、一生懸命がんばる」

こんなセンチメンタルな夜を過ごしても、翌朝はフライ竿を振って山女魚に遊んでもらって、いつもの夫の姿でいてくれます。
わたしも普通の私でついて行きました。

「どうなるか分からないことを、くよくよ考えてもどうにもならない」
夫のこの生き方を、私も40年のうちに少しは学べたのかもしれません。



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