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2019
05.17

おてんちゃん

Category: 点訳のこと
こういう場所へ家を留守にする予定など書かないほうが良いに決まっている。今の世の中、どこで誰が見ているか分からないからね。と言いながら、いつとは言わないまでも、少し家を留守にする予定が迫っている中、県議会だよりの原稿が届きました。忙しいと予定を伝えてあったからか、視覚障害者センターからは今回、新しいファイルが添付されていて、興味津々です。

点訳は、原本の1字1句を間違いなく読んで点字に書き直す作業で、私たちは1字ずつ手作業で入力しています。
そこに初お目見えの「おてんちゃん」。
これは、テキストデータを読み込んで、点字に変換するという優れものの点訳ソフトです。
とはいえ、点訳はそう簡単に型にはめ込めるものではありません。不思議な、面白い変換がたくさんあって、それを目で確認しながら訂正していきます。
実は、20年以上も前からこのソフトはありましたが、あまりに性能が良くないために、使う人がいなかったのです。20年の間に、こんなに使えるものに成長していたとは。

話しは少し変わって。
今出版されるものは、ほとんどにテキストデータが存在しているはずですよね。
それを出版社が視覚障害者のために提供してくれれば、「おてんちゃん」を使って、いち早く点訳本ができるはずなのです。一部の出版社・著者が提供してくださってはいます。前にも書いたことのある「テキストデータ請求券」です。
目の不自由な人だけでなく、ディスレクシアの人たちも利用できます。音声出力ができるのですから。

請求券

で、話を戻して。
20年以上前に、この事にいち早く注目して運動を進めていた人がいました。ニフティ―のフォーラムで知り合った方でした。私も少しだけお手伝いしました。丸山才一の『男のポケット』の点訳校正だったと記憶しています。
お会いしたこともなかった方でしたが、若くしてお亡くなりになったと聞いています。お元気でいらしたら、「おてんちゃん」がずっと早くに、使えるソフトになっていただろうと思います。(記憶があいまいです。間違いがあると思いますが、お許しを)

でも、そうしたら、私たち点訳者は必要のない者になっていくのかな? いやいや、校正者はどんな場合でも必要だから、もう少し「おてんちゃん」の現場で勉強していこうと思いますよ。

訂正 : 丸山じゃなくて谷でしたね。あんちゃん、ありがとう。

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