2016
07.11

読めない漢字

Category: 点訳のこと
1日の大半を点訳で過ごしてしまったので、これと言って話題がありません。
なのできょうも点訳の話です。

点訳は簡単に言うと、文をすべて音で読んで「文節」で区切るという作業です。
それにちょっとした点字のルール、簡単な文法をまぶします。

私の母は鼻が高い。 → わたしのははははながたかい。 → わたしの ははわ はなが たかい。

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簡単でしょ。


まあ、そうとばかりも言っていられないことも出てくるんですけど。
きょうは地名の読みに泣かされ続けました。
山の仕事というタイトルからして、山の名前、川の名前、沢の名前、部落の名前が続出です。
山や川は、まだ調べる手立てがありますが。
沢の名前や、廃村になった昔の部落の名前があって、読めません。
でも読まなければ点訳になりません。ひらがなで書き直すような作業が点訳なのです。

実在する地名は、正しく読まなければなりません。
「砥沢」 「六林班峠」 図書館に行って地名辞典で調べます。
それでも分からないときは地元の関係者に当たります。
それでも分からないときは、断り書きを入れて推定読みにします。
著者だって資料から漢字を書き写すだけで、読めていないのかもしれません。

点訳のなにが面白いのかという声が聞こえてきそうです。
面白いと思った人だけに分かる面白さ、と言って逃げましょうか。


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コメント
>それでも分からないときは地元の関係者に当たります。

おぉ~、そうなのですか。それは、たとえば地元の役所の観光課などに
電話で問い合わせるとか?
選んだ本によっては、読み方不明の言葉が続出なんてこともあるので
しょうね。

点訳がサクサクとはかどると楽しいですが、その一方で、読めない語句を
調べまわる面白さもありそうで、その辺りが醍醐味かもしれませんね。
べに丸dot 2016.07.12 01:11 | 編集
おはようございます(^。^)
全くもって知らない点訳のことの、ほんの先っぽだけ、
理解できたような気がします。

音訳のご苦労も、分かるような気がします。

それにしても、確かに!
文字だけを、見ても何と読むのか、
チンプンカンプンです。^^;

最近は、キラキラネームとかいう名前をわが子につける親御さんのことが、
よく話題にでますが、
地名は、本当にその土地に住む者でも、わからないモノがあります。
私が住む地域は、山間の里ですが、
他所から嫁ぎこの地の住人になった私には、読めない村の名前があります。

本を読む人を想像しながら、一冊でもたくさんの点訳本を、
と思われのでしょうね。(^。^)


dot 2016.07.12 08:19 | 編集
 ☆べに丸さん、こんにちは。

そうです、地名なら役所が良いですが、電話で突然というのは避けたいところです。
神社名が読めなくて、神社庁に問い合わせしたことがありました。とても親切に対応していただいた良い思い出があります。

べに丸さん、醍醐味がお分かりですね。
楽しい点訳ができること間違いなし!!

コメントありがとうございました。
わすれ草dot 2016.07.12 10:31 | 編集
 ☆窓さん、こんにちは。

読めない漢字だけでなく、読める漢字の落とし穴も随所にあるんです。
よくあるのは町。「まち」か「ちょう」か。まあこれは割合簡単に解決できますが、明治時代の町名などとなると難しい時もあります。

図書館にあるというだけでも意味がある、と思い点訳しています。
存在しなければ、本を選ぶ人のそもそもの選択肢の一つにもなれないのですもの。
多くの本を備えた図書館の一蔵書になれば、それでいいのです。

コメントありがとうございました。
わすれ草dot 2016.07.12 10:43 | 編集
わすれ草さんへ

点訳をありがとうございます。

私も、義父の形見としての点訳道具を持っています。

皆さんに助けていただいて点字で義父も勉強ができたのです。

義父は、中途失明者でしたが、大学をでて、盲学校の教員となりました。

孫がまだ幼い頃夭折してしまいましたが、この事を知った孫は発奮し、38歳になるまでアルバイトをしながら勉強を続け2年前に大学の正規教員となりました。

義父の点訳を助けていただいた多くの人のお蔭でこのような人生も生まれたのです。

本当にありがとうございます。

皆様がたに助けられ、また多くの新たな人生が生まれると思うと感謝に耐えません。

重ねてお礼申し上げます。


dot 2016.07.12 17:41 | 編集
 ☆17:41の鍵コメさん、こんばんは。

努力をなさって盲学校の先生になられたお義父さま。
中途失明の方の努力は並み大抵のことでなかっただろうと尊敬いたします。

そして努力を重ねて大学の先生になられたお孫さん。
なんと素晴らしいことでしょう。

私はただ趣味と自己満足のためだけに続けているのですが、今お話を伺って「点訳に出会えてよかった」としみじみ嬉しく思っています。

世の中の出版物のほんの一つまみにも足りない私の点訳本ですが、どなたかのお役に立てることを願っています。
他のメンバーにも伝えます。

コメントありがとうございました。




わすれ草dot 2016.07.12 19:04 | 編集
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